【解決済】ローカルセキュリティーポリシーがない
兵庫県三田市でホームページ製作をしているゴリラドットです。
使っていたパソコンもずいぶん古くなって、最近では起動に時間がかかるようにもなっちゃったし、そろそろ新しいパソコンに買いかえるかー!というタイミングのお話。
パソコン買い換えをするときって旧パソコンを捨てると思うんですが、んじゃ具体的にどうすれば情報漏れ、というか中身のデータを完全に消去できるんだろう?と疑問ですよね。なんか初期化しただけだと専門業者とかはデータ復元できるって聞くし…。
という事で今回はパソコンを捨てるときにどうすれば安全にデータ漏れを気にせず(データ復元不可能な状態で)捨てられるのかその方法を紹介しますね。
前提:復元の仕組み
まずなんでパソコンのデータを消したのに後から復元できるの?魔法?という部分のからくり、種明かしから。
パソコンはどのパソコンも絶対一緒でハードディスク(HDD,SSDみたいにスペック表には書いてあるハズ)にすべてのデータを保存しているんです。
ピクチャの下の写真も、ドキュメントの下のワード文書もぜんぶまとめて、です。
そしてハードディスクは番地があって1番地にはディズニー行ったときの写真、2番地には2021年の家計簿のデータ、3番地にはお気に入りのアーティストの1曲目の音楽データ…、みたいに番地ごとにいろんなデータが保存されています。
ぼくたちがパソコン上でファイルを消去するときって、ゴミ箱にファイルを入れて、そしてゴミ箱を空にする、という手順ですよね。
この手順で、”ゴミ箱を空にしたタイミング”で当然ハードディスクのその番地からもきれいさっぱり消える!…と思いきや実はハードディスクの番地にはまだデータは残ってるんです。
ごみ箱を空にするは実は空にしてない、ってコト。
ハードディスクは番地のロック機能のようなものがあって、「この番地は今使用中!」「こっちの番地は今あいてるよ!」という入場ゲートみたいなのが各番地ごとにあるんです。
ごみ箱を空にする、を行うと、まだ番地内にデータはあるままだけれど今まで「使用中!」だったロックを解除して「空いてるよ!」に変えるんです。
そしてその番地に新しいデータが入ってきたタイミングで今まで入ってた消したはずのデータが本当の意味で消える、という事になります。
長くなっちゃいましたがこれがハードディスクの仕組み。だから後から復元できちゃうんですね。
①専用ソフトで何回もハードディスクに保存しまくる
という事でパソコン上で完全にデータを消去したつもりでもハードディスクの番地には残ってる場合がある、んじゃ復元されちゃう、とことで適当なデータを何回もハードディスクに保存しまくればいいわけです。
こういうソフトが出回ってるのでそれを買えばOK。無料のもあると思いますが、実際になにやってるかこちらからはわからない(本当にデータを保存してるのか見かけ上わからない)んで、できれば有料のちゃんとしたのがいいと思います。
②確実:ハードディスクを物理的に壊す
一番手っ取り早いし楽なのがコレ。一番おすすめです。
パソコンのデータは全部ひとまとめでハードディスクという場所に保存されている、というコトでした。つまりほかの場所に保存されてることは絶対にない、という事。
だからこのハードディスクを物理的に、穴をあける、砕くなどして壊してやればもう復元業者もどうしようもないです。
ノートパソコンの場合はドライバーなんかで解体しないといけませんが、パソコンの中身をみるいい機会ですので一度ぐちゃぐちゃ触ってみると面白いと思います。
ハードディスクはスマホくらいのサイズの長方形の機械です。パソコンを開けると必ず入っています。
家電量販店などにはハードディスクに穴をあける機械があったりするので取り出してこれだけ持って行けばいいし、お家に工具セットがあるならハードディスクをさらに分解してハンマーやドリルでめっためたに砕いたり穴をあければOK。これでもう誰にもそのデータを復元することはできないです。
Cドライブ、Dドライブがあるんだけど
ノートパソコンの場合でもDドライブがある機種がありますよね。
このなんちゃらドライブっていうのがハードディスクのことなんですが、んじゃうちのパソコンは「Cのハードディスク」と「Dのハードディスク」の2つがあるの?というギモン。
ほとんどの場合、一つのハードディスクをパソコン上ではCとDの2つあるように見せかけてる事が多いです。ノートパソコンに2つもスマホサイズのハードディスクを入れることはあんまりできないですし、重くなっちゃいます。
まとめ
今回はパソコンを廃棄処分に出すときに個人情報を完全に削除する、後から絶対復元できないようにする方法を紹介しました。
おすすめはもう物理的にハードディスクをめっためたに壊しちゃう方法。ぼくはいつもこの方法で壊しています。…なんかすごく危ないやつみたいですね。でもこれが一番確実だしパソコンの中身を知るいい機会にもなります。何よりソフトで何回も上書きだと「万が一消えてなかったら…」みたいな不安がありますが、砕いちゃったら100%復元無理なので後からも気が楽です。
参考にしてみてくださいね。それでは。