兵庫県三田市でホームページ製作をしているゴリラドットです。

ノートパソコンの側面にはHDMI端子用の挿入口が1個ついてて、そこにアマゾンなんかで買ってきたHDMIケーブルをつないでもう片方をテレビのHDMIにつなげればとっても簡単に2画面ディスプレイにできますよね。

パソコンの画面をテレビの大画面に表示したい時、パソコンで見てるyoutubeやアマゾンプライムの動画をテレビで見たい時なんかに便利。

そしてです。話はこの先。

世の中にはHDMI分配器というものがあって、いってしまえばHDMI版のタコ足配線。これを使えば例えばパソコンの画面を2つのテレビで表示したりできちゃうのでしょうか。

ここではノートパソコンとHDMI分配器を使って何ができて何ができないのかを紹介したいと思います。

 

2つのケース

パソコンの画面をテレビなどの違うディスプレイで表示したい時って2つのケースがあると思います。

 

  1. パソコンに表示されてるのと全く同じ画面をテレビにも映したい!
  2. パソコンの画面とは違う画面をテレビに写して、ディスプレイの拡張をしたい!

 

この2つ。

①はパソコンとテレビに全く同じ画面が表示されてるパターン。画面の複製?と言えば伝わりやすいかもしれません。

②はテレビとパソコンは別の画面が表示されてるけど、両方ともパソコンで操作できるパターン。画面の範囲が拡張されてるような操作感です。通常はノートパソコンの画面内しかマウスカーソルは動かないですが、この場合だとパソコンの画面を越えてマウスカーソルを動かすと、マウスカーソルがテレビの画面に移動します。

いわゆる複数モニタです。

(株のデイトレーダーのパソコンみたいな感じです。何個ものモニタをマウス一つで操作するやつ)

たぶんHDMI分配器の購入を考えるのってこの複数モニタにしたいからだと思います。

 

ここからは分けてみていきますね。たぶん需要があるであろう②から行きます。

 

②違う画面を表示するパターン

②のパソコンとテレビとで違う画面を表示するパターン。HDMI分配器で複数モニタができるの?というギモン。

これはHDMI分配器にはできないことです。

 

パソコンとテレビ一台をつないで画面領域を拡張するのはもちろんできるんですが、分配器はあくまで一つの信号を2つに分けてるだけ。

なので上の例だと「あ、今マウスカーソルがパソコンを飛び越えたよ!テレビの方で表示して!」という命令がただそのまま2つのテレビに送られることになるので、テレビ側の表示は全く同じものになります。

マウスカーソルを動かせば2つのテレビで同じようにマウスが動く、そんな感じです。

 

という事でHDMI分配器とノートパソコンの組み合わせで複数モニタはできない、というコト。

 


参考:複数モニタはどうやってるの?

んじゃテレビとかで時々見るデイトレーダーとかがやってる複数モニタってどうやってるの?という部分をサクッと。

あれはノートパソコンじゃなくてデスクトップパソコンを使っています。

ノートパソコンにはHDMI挿入口が1か所しかないですがデスクトップパソコンの場合は複数ある場合があります。その場合はHDMI挿入口の数だけモニタを増やせる、という事になります。


 

 

①同じ画面を表示するパターン

上の説明を読んでもらうともうわかると思いますが、パソコンと全く同じ画面をテレビの方でも映したい場合ならHDMI分配器が役に立ちます。

例えばパソコン一台と長ーいHDMIケーブルを複数本用意。そして部屋ごとに設置したディスプレイに分配器をかまして接続すれば…、一台のパソコンで複数のディスプレイに同じ画面を表示させられます。

…そんな長いHDMIケーブルないじゃん、という話かもしれませんが理論上HDMI分配器はこういう使い方ができるシロモノになります。

 

まとめ

今回はノートパソコンとHDMI分配器で3つ以上の画面を操作できるのかについて紹介しました。

まとめるとパソコン画面の複製、コピーをそのまま複数ディスプレイに表示するならOKだけど、一台のパソコンで2台3台のディスプレイを操作する(複数モニタ運用)のはムリ、という感じ。

一番需要があるであろう、複数モニタはノートパソコンだと1個が限界なんです。もし何個もの画面をパソコン一台で操作ウする必要があるならノートパソコンではなくHDMI端子のたくさん接続できるデスクトップパソコンを買うのがおすすめです。参考にしてみてくださいね。