外付けハードディスクを久しぶりにパソコンに差し込んで、それじゃあバックアップでも取ろうかなーと思ってると何やら不穏な空気が。

まず外付けハードディスクを認識しない。接触が悪いのかなといったん抜き差ししてもまるで認識しない。エクスプローラーにハードディスクのマークが出てこない。

んで何度も抜き差ししたり違うUSBの穴に差したりしていると、ようやっとエクスプローラー上に「ローカルディスク(E:)」そしてアイコンは表示されるようになった。でも…。

 


場所が利用できません

E:\にアクセスできません。

ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。


 

と出てきてどうしようもない。中身が一切表示されることなくエクスプローラーが強制的に閉じちゃう。

 

あー、これハードディスク完全に壊れたかな、と。確かに前々から挙動が不安定でそろそろ買い替えてデータ移し替えないとなー思ってたんですがまさかこんな急にお亡くなりになるなんて。

 

と、いうけっこう絶望的な状態から無事ハードディスクの修復に成功したのでここにやり方を書いておきたいと思います。題して「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と出ていて開けないハードディスクを自力で修復する方法、です。ではいきましょう。

 

コマンドに丸投げ

とりあえずパソコンにはハードディスクの修復をしてくれる便利コマンドがあるのでそれを使いましょう。これで修復できるはず。

 

やり方はこちら。


  1. パソコンにハードディスクをつないで少なくともエクスプローラー上で「ローカルディスク」とアイコンが表示されている状態にする
  2. パソコン画面左下の田んぼマーク(スタートボタンといいます)で右クリック
  3. 出てきたメニューから「Windows PowerShell(管理者)」と書いてる方でクリック(管理者と書いてない方もあるので注意)
  4. 画面がちょっと暗転して「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞いてくるので「はい」をクリック
  5. なんか青っぽい画面が出てきて、チカチカしてるんでそこに「chkdsk e: /f」(※後述の説明をよく読むこと!)と入力してキーボードのエンターキーを一回押す
  6. なんかズラズラ日本語とか英語が出てくるんで放っておく(この間は入力できるチカチカがない)
  7. 再びチカチカが戻ってきたら修復終了。青い画面の右上にあるバツ印を押して終了させる
  8. 完了!

 

※「chkdsk e: /f」の説明

ここ大事なのでちゃんと見てくださいね。

「chkdsk e: /f」と書かれてもなんのこっちゃという感じだ尾と思うんですが、「chkdsk」というのがハードディスクを修復するコマンドになります。

そしてその後に続く「e:」。コレがとっても大事。

今回の例では「e:」ですが、例えば外付けハードディスクをつなげたときに「ローカルディスク(F:)」と表示されてるならここを「f:」にしてください。その場合コマンド全体では「chkdsk f: /f」となります。

同じように「ローカルディスク(G:)」なら「chkdsk g: /f」としてください。

 

一番最後の「/f」はエラーが見つかったら修復してね!という追加オプション。こちらはずーっと「f」しか使いません。

 

はい、これで後は開けなくなってたハードディスクを再び開いてみると…、中身が見れるようになっているはずです。

ただハードディスク自体がだいぶガタが来ていると思うので、今が好機とハードディスクの中身をいったんパソコン上などにぜんぶコピーするのをおすすめします。

そしてできる限り早く新しいハードディスクを買ってきてデータを移し替えるのがいいです。

 

まとめ

今回は外付けハードディスクをつなげたときに「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と出てきて中身が見れない時の、修復方法を書きました。

まとめると、パソコンにはハードディスク修復用のコマンドが用意されているのでそれを使えばあとは自動でエラーを修復してくれる、という感じ。

最初このエラー出たときはヒヤッとされると思いますが、まだなんとかなるハズなので諦めずにチャレンジしてみてくださいね。それでは。