パソコンにはペイントっていう簡単なお絵かきソフトが入っていますよね。

マウスで絵を描くだけじゃなくて文字も入れられるのでちょっとしたイラストを描いたりするのに便利です。…なんですがペイントで入力した文字って拡大していくとこんな感じになってるってご存じでしたか?

なにやら文字がぼわぁっと広がっているというかにじんでるような感じですよね。

今回はパソコンのペイントで文字を入力したとき、そしてそれを拡大したときのこのにじんだ感じの原因を紹介したいと思います。

 

アンチエイリアスっていいます

このぼわぁっとにじんだ感じ、これをアンチエイリアスって呼びます。

パソコンが壊れちゃったとか、ペイントのアプリがおかしくなったわけじゃないのでご安心を。どのパソコンのどのペイントでもこうなります。

 

んじゃそのアンチエイリアスって何者なの?というのを。

アンチエイリアスっていうのはまず基本的には”イイモン”です。悪いものじゃないです。

時々カメラやテレビのCMでご覧になることもあると思いますが、こういうデジタル機器ってちっちゃな点(画素的なやつです)が集まって表示されているんですよね。

その点が細かければ細かいほど高精細とかいわれたり。

 

パソコンも同じですごく滑らかにみえる曲線も顕微鏡レベルで見ていくとちっちゃな点の集まりで作られてます。そしてこの点が”正方形”なんですね。ドット絵と思ってもらうのが一番手っ取り早いかもです。

んじゃそうなると例えば文字とかの場合、白地に黒文字とかだとその境目の色の差が激しすぎて、顕微鏡で見なくても、肉眼でもなんだかカクカクして不自然にみえちゃうんです。

そこで登場するのがこのアンチエイリアス。

これは上の例だと白字と黒文字の境目の色をその中間色、つまり灰色にすることで肉眼で見たときに滑らかにみえるようにしてくれてるんです。

 

…あえてペイントで書いた文字を拡大すると上みたいに逆に不自然になってしまいますが、普通の倍率(100%)で見る限りではすごく自然に表示されてます。また印刷時も気にしなくていいです。

という事で今回は本当に全く何も気にしなくていいけど、アンチエイリアスっていうものが人知れず文字の滑らかさを支えてるんだよ!という話でした。

 

まとめ

パソコンのペイントなどで文字を入力したときに拡大するとなんだかぼやけたみたいな表示になる原因を紹介しました。

まとめるとこれはアンチエイリアスというものが機能している証拠。アンチエイリアスのおかげで文字がすごく滑らかに表示されているんです。参考にしてみてくださいね。