通常パソコンで何か削除したときっていったんゴミ箱に入って、その後に「ゴミ箱を空にする」を行うことで本当にそのファイルを削除したことになる、っていうのはたぶん中学校くらいのパソコンの授業とかで習いましたよね。

でもうちのパソコンはゴミ箱に入らずにすぐ削除されるんだけど?というケースも時々起こります。別に問題はないかもしれませんが、なんでそうなっているのかわからないのはモヤモヤがあるもんですよね。

 

というコトでここではパソコン(windows10)で削除ファイルがゴミ箱に入らないですぐ削除されちゃうときの治し方を紹介したいと思います。

治す必要がなくてもその理由も一緒に書いておきますので参考にしてみてくださいね。いくつか理由が考えられるので1個ずつ行きます。

 

①大きなファイルを削除した?

パソコンではゴミ箱に入る最大サイズが決まっています。おうちのゴミ箱でもものすごい大きな段ボールは入らないのと似てます。そう考えるとなんかパソコンも急に身近なものに感じてきませんか?

ちょっと脱線しましたが、例えば動画ファイルみたいな大きなファイルを削除した場合はゴミ箱に入らずにそのまま完全削除されます。

 

②USBの中身を削除してない?

実は削除後いったんゴミ箱にいくのはパソコンの中に入ってるファイルだけなんです。

例えばUSBメモリに入ってるワードのファイルとかを削除した場合はゴミ箱にはいかずそのまま完全に削除されちゃいます。今回なぜかゴミ箱に行かなかったのももしかするとこのケースかもしれません。

ちなみにUSBメモリのほかにはCD、DVD、外付けハードディスクなんかもおんなじです。

 

③消すときにShift押してたカモ?

パソコンでファイルを削除するときに普通は右クリックして「削除」とかマウスを使って削除したいファイルをゴミ箱にドラッグして削除すると思います。

あんまりやらないかもですが、消したいファイルをクリックして選択後、キーボードのDeleteキーを押すことでも同様にファイルを削除できるんです。

そしてこの時に「Shift」キーも押しながら「Delete」キーを押すと、あら不思議!ゴミ箱にはいかずにすぐ完全削除になります。ゴミ箱に行かなかったファイルが一部の場合はもしかするとファイル削除するときにShiftキーに指が当たってしまっていたのかもしれません。

 

④ゴミ箱設定は?

デスクトップにあるごみ箱アイコン。実はゴミ箱は設定することでゴミ箱に行かずにすぐ削除!にすることができるんです。もしかするとパソコン更新のタイミングなどでこの設定が有効になってしまっているのかも。

一度見てみましょう。

 

手順はこちら。


  1. デスクトップにあるごみ箱で右クリック
  2. メニューが出てくるので「プロパティ」をクリック
  3. 新しく画面が出てくるので「カスタムサイズ」の方が選択されていることを確認。なってないならクリックして「適用」→「OK」(「ゴミ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」になってるとゴミ箱に入らないです)
  4. 完了!

 

これでゴミ箱の設定が元に戻って削除後いったんゴミ箱に置かれるようになりました。念のためパソコンを一度再起動しておく方がおすすめ。

 

また、すでに「カスタムサイズ」になってるのにゴミ箱に行かずにすぐ削除される場合は、

  1. いったん「ゴミ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」を選んで適用→OK
  2. パソコン再起動
  3. その後もう一度ゴミ箱のプロパティで「カスタムサイズ」を選択、適用→OK

を試してみてください。

 

⑤ゴミ箱2つない?

3番でゴミ箱のプロパティを見たんですが、ここに普通はゴミ箱が1個だけあるんです。

そう、上の「ゴミ箱の場所」に1個だけ「~~(C:)」って書いてると思います。もしかするとここに「~~((D:)」みたいに複数のゴミ箱が並んでないでしょうか。

その場合は両方とものゴミ箱について3番のプロパティ設定を行ってみてください。これでゴミ箱にいったん置かれるようになります。

 


なんでゴミ箱が2つも?ウィルス?

そもそもなんでうちのパソコンにはゴミ箱が2つもあるの?もしかして片方はウィルス?と不安になってしまう方もいるかもしれません。

とりあえずウィルスじゃないので安心を。

「ゴミ箱の場所」の末尾に「C:」とか「D:」とかアルファベットが振られていると思います。これってそれぞれがパソコンの中にあるファイルを保存する場所なんです。

多くの場合、パソコンは「C:」の1個しか保存場所を持ってないんですが、高級なパソコンや自作パソコンなどは「C:」以外に「D:」という2つ目の保存場所を持っている場合があります。

これは「C:」にはワードや写真みたいな普通のファイル、んで「D:」にはパソコンに何か不具合が起きたときに修復に使ったりする大事なファイルを入れてある、みたいな運用になってることが多いです。

そしてパソコンの場合、ゴミ箱はこのファイル保存場所ごと(おうちの部屋ごとにゴミ箱を置くのと似てますね)にあるので、ゴミ箱が複数表示された、というコトになります。


 

まとめ

パソコン(windows10)で削除したファイルがゴミ箱にいったんいかずにすぐに削除されてしまうときの原因と治し方を紹介しました。

消したファイルの場所(USBなど)だったり、消し方(Shift)だったり、それからゴミ箱自体の設定だったり。いろんな原因がありますが、一個ずつ見ていけばモヤモヤも解決されますので一度見てみてくださいね。

 

参考:【windows10】ゴミ箱が定期的に勝手に空になる問題